建て替えをしていた自宅が秋頃に引き渡しとなりました
アチコチ出張行ってたりしてたので僕自身は1ヶ月ほど遅れて入居となりました
住んでみてから色々あったんですが都度メモっていて、入居後しばらく経ったのでひとまとめにしたエントリーとして投稿してみます
建物について
ハウスメーカー | パナホーム(株) |
建物方式 | カサートE |
敷地面積 | 217.51㎡ (65.80坪) |
延床面積 | 154.24㎡ (46.65坪) 2階建て |
外観など
外壁は全面キラテックタイル
HGブリックの琥珀、目地はブラックにしました
いくつかのパナホームによる集合住宅地へ行っては現物の見え方を見て「琥珀」と「山吹茶」に絞ったんですが琥珀に入っている赤系の色がいい感じに見えたので琥珀に決めました
屋根は釉Cフラット瓦のブラウン
5寸勾配です
以前の家と同じ4寸勾配がよかったんですが打ち合わせ時に確認されなかったのでパナホームでの標準なのか5寸勾配となっちゃってました
スタイリッシュなのよりもどっしりとした形状のほうが好きなんだけどなぁ
確認しないほうが悪い
図面をよく見てみると5寸とちゃんと買いてあるしな
軒天井は木目調のスモークイエロー
ベランダは南面全部使って10坪程度のベランダとするつもりでしたが色々ありましてやめちゃいました
太陽光パネルは乗せていません
電力会社の買取価格が次の見直し時に思いっきり下がっていると思うと長期でコストに見合わないので不採用です
(仕事で顧客の職場に設置して申請するときなど値段を見てますがどんどん下がっているのを目にしてましたので)
内装
ぼんやりとしたコンセプトですが、建て替え前の家に特に不満がなかったので大部分を踏襲する方向で検討しました
具体的に書き出すと以下の通りです
- 窓は以前の家と同じ程度のサイズでLow-Eなペアガラス
- 収納スペースは以前の家と同等程度確保
- 未婚で子供もいないので部屋数などは「将来子供の成長に合わせてレイアウト変更可能」みたいなことは考えず部屋数を減らすことはあっても各自の部屋は同程度もしくは拡大する
- 階段は手摺りをつけても850mm程度は確保し蹴上は185mm程度
- 玄関エリアは大きく、家族みんな背が低いので背の高い下駄箱など不要
- 各部屋は基本的に引き戸
- 1階も2階も広めのホールを設け各ホールにそれぞれの部屋、階段、玄関が隣接する配置
- 1階は回遊できるレイアウト
- ダウンライトは基本的に使わない
- 自動化・電動化できるものは可能な限り採用する
- 各部屋、1面だけ壁紙を変える
- 各部屋にLAN端子と(テレビ用)アンテナ端子を用意する
- スイッチ、コンセント類はパナソニックのアドバンスシリーズを使う
よかったところ
キラテックタイルで外壁が綺麗
キラテックタイル(光触媒タイル)を全面採用したおかげで外壁の汚れは綺麗に流れ落ちてくれますね
隣家の北面のコケやカビなんかを目にしているので綺麗が続くのは嬉しいです
キラテックタイルは伊達じゃないですな
ゆったりした間取り
各部屋とも広めの間取りにしてあるので空間的余裕があり広々としています
また各部屋で1面だけ壁紙を変えるようにしたんですが、1階は緑系、2階は青系の壁紙にしました
1面だけ変えるとその分で割増料金だったんですがいいアクセントになりました
ゆったりした間取り
突き板仕上げ、とってもヨイ
床はほぼ全ての部屋にアーキスペックフロアにしました
突き板仕上げは0.3mmの本物の木を化粧板として仕上げられているようです
こちらも坪単位数千円の増額って言われましたが、もはや財布の紐は爆破済み状態でしたので突撃しちゃいました
1階はナチュラルチェリー、2階はナチュラルメープル
それを繋ぐ階段はウォールナット(シート仕上げ)の3色の床色です
3色にしたのは某モデルハウスの真似です
自己満な床材
玄関に電気錠を採用
玄関を電気錠にしたのが地味に便利です
当初、両親からは無駄だと反対されましたが押し通した結果は大満足でした
これは英断だったな
電動シャッター便利
シャッターも電動にしたので天候や気温に左右されずに開閉が楽にできます
電動シャッターは1階だけですが両親が楽にできるのは悪くないことかと
電動シャッターも便利
富士山が部屋から見える
自室からの富士山ビュー
前の家からも同様の眺めはありましたが似たようなアングルをキープできました
富士山の近くに住んでいるのでこの光景をキープできたのはよかったです
富・士・山
押入れの開口部が広い
押入れは3枚扉の引き戸
全開にすると1200mm程度の開口となるので布団などの幅のあるものも出し入れが楽になりました
扉の枚数にもこだわったよ
アラウーノの限定品
トイレはアラウーノが10周年ってことで「10周年記念の期間限定色」が販売中でしたので「江戸鼠」を選びました
照明が「温白色」なのでいい感じの色合いです
期間限定モノは当然突撃だよね
コンセント、スイッチ類は新モデルで
スイッチ類にアドバンスシリーズを採用しました
白色のほたるランプが優しい光り方が好きです
それと光る位置と押す位置が同じなのもGoodです
ワイド21シリーズだと逆なのがイマイチだったんですよね
新シリーズ
照明はローゼット式大好き
照明はダウンライト多めで提案されましたが却下させてもらいローゼット式の普通の照明を希望したものの再度提案されたものはなんだか照度不足な感じでしたので、自分で(ソフト使って)計算して決めました
おかげで暗い場所はないです
引き渡し後に1箇所片切りスイッチを人感センサーに取り替えたので快適度UPです
待機電力的には増加しているんでしょうけどね
一応本職なので計算もしてみたよ
他にも電気設備を直してますが、電気工事の資格あるので自分で施工してます
ザンネンなところ
音がすっげ〜響く
高気密高断熱の家のせいなのか音が異様に響きます
新居に越してきたばかりの頃、出張中だったので両親と電話で話してたんですがどこのホールで話しているのかと思うほどの音の響きっぷりでした
家具を入れて絨毯やらを引いて布が増えていくにつれて少しずつ収まっていった感じです
妙に音が響く
屋根はやっぱ4寸勾配がよかった
一部のFIX窓を拭くには窓の外に出る必要があるんだけれど、裸足やスリッパなんかでは足元が不安で仕方ないので滑らない靴(安全靴)を履いて片手は窓枠を掴んでもう片方の腕を目一杯伸ばしてやらないといけない羽目になってます
若いうちはいいけれどもっと年齢重ねたら自分ではできなくなるかも
5寸勾配はやっぱ怖い
高気密高断熱を過信しすぎた
残暑の季節に日中暑かったりすると夜はいつまでも部屋から熱が逃げないです
特に自分の部屋が西側にあって西陽を浴びまくるせいもあるからだろうけれど、かと入って窓を減らすとか選択肢は考えられないです
冬になってみると今度は部屋が異様に冷える
基本的に樹脂サッシ+複層ガラスなので結露を防げると思っていたが縦滑り窓だけは盛大に結露が発生金属部分はオペレータハンドルだけだろうけれどそれを伝わっての冷えだけってことではなさそう
カーテンをよく見ると揺れているので対流ですかね
ネットで調べてみると「コールドドラフト」って現象とのこと
他の窓は窓枠の内側方向に余裕あるのでペアサッシやハニカムスクリーンなんかを簡単に取り付けできるが、縦滑り窓などは手前側のスペースがほぼなく、オペレータハンドルは折り畳んでも壁面より出っ張るので工夫しないと手前にもう1枚のスクリーン(や窓など)を取り付けできない
2階の窓にはシャッターを付けなかったのも失敗だったな
いずれにしてもLow-E複層高断熱な窓に過度な期待をしすぎた結果ですな
セルフで対策するなら(自作)ペアサッシかハニカムスクリーン、もしくは早々にリフォームすることになるけど障子なんかを検討してみようかな
部屋の熱がなかなか逃げない
寒すぎる
ハンモックを取り付けるのが不安
「ハンモック」をつけられるように自室の対角にフックを付けてもらったんですが、後日ちょっとした理由から屋根裏に上がって施工状況を確認してみたところ垂直に吊るす「ハンモックチェア」なら大丈夫そうだけど斜め方向に力がかかる「ハンモック」だと不安になる施工でした
ということで今後も使われることのないフックを付けてしまったって感じです
以前買ったハンモックが日の目を見ることはあるのだろうか
ハンモックチェアを買うべきか
ベランダつけるべきだったかな
冬になると太陽が低くて洗濯物を干す上での日当たりがさらに悪くなる
色々あってベランダは不採用としたけれど、付ければよかったかも
カサートEって商品は屋根を部分的にカットするみたいのはできないので、我が家の間取りだと南面を全面屋根になるかベランダとなるかの2択でした
ベランダをもうければ天体観測なんかもやりやすいのでなんとか(安価に)付けれる方法ないかな
ベランダはやっぱ欲しかった
マルチメディアコンセントの不備
LAN端子やアンテナ端子を全部屋につけたつもりでしたが指定し忘れてた部屋があったり、大きい部屋などは複数個設置したりすれば家具のレイアウトがもっと自由になったかなって思いました
まぁLAN端子については無線LANがどこでも使えるように機器を導入しているので困ることはないんだけれどね
図面の確認が甘かったな
白い壁紙は飽きる…かも
玄関ホール部の天井はシックな色にしたのですが、他の部屋などは壁紙も天井も白系で飽きそうです
もっと渋めの色を全面的に採用してもよかったかも
普通白壁だよね〜って思考停止してのが敗因だな
換気不足
キッチンのレンジフードですが天井内のアルミダクトを通って排気されるタイプはどのサイズのファンであってもアルミダクトの径で風量は頭打ちなので結果としては排出が間に合わず匂いは部屋に充満していきます
排気が追いつかないとキッチンの匂いはリビングへと流れて階段を登ってきて2階までも匂いが到達する状況です
壁に直接取り付けるタイプの20cmや25cmとかの換気扇でないとダメですね
グリルの背面には一面カップボードを置いてあるので壁に直で換気扇を取り付けができるのは少し離れた場所になってしまいます
メーカーの説明では大丈夫と言っていたけれど、やっぱ思ったとおりだったって結果です
扇風機やサーキュレータなんかで気流を調整してますが邪魔だし面倒です
これからシロッコファンのを選ぶ人は思っているへ向けて、一言
シロッコファンは思った以上に吸わないよ〜、条件的に許すならプロペラファンの換気扇も検討に値するよ、と
やっぱ、思ったとおりだった…..
床下収納は使わない
床下収納は不要なので拒否したのですが、床下の点検をするのに「どうしても」出入り口となる場所が欲しいということで仕方なくキッチン部分へ設けました
なんとなくカタカタします、マットを敷いてみましたが収まりません
調整しに来てもらったのでカタカタしてたのは一旦おさまりました
使うことはないんだけどなぁ
変な音の響き方がする部屋がある
レイアウトの都合で2階に3畳の部屋があるんですが、普通に歩いても妙に足音が響く感じです
構造上の都合なのかな?
元々ベランダへのアプローチとしてのスペースだったので、急にベランダを取りやめたので使途不明な部屋となりました
一応多目的部屋として使っています
どうにもならない現象っぽいな
インターロッキングの隙間の硅砂はすぐになくなる
玄関前はインターロッキングを敷き並べてあるんですが硅砂がすぐに流れ出てしまいます
ネットで調べてみると同様な方が結構いるようで、定着するまでは何度も硅砂を補充するようです
外構やった業者に連絡すると無償で補充するって話だったんですが回を追うごとにレスポンス悪くなってきてます
そりゃまぁ無償で施工なんてしたくないだろうからわからんでもいけど、だったら最初からそんなこと言わなきゃいいのにさ
硅砂は定着しなさそう
第1種換気は役に立っている気がしない
第1種換気はHEPA+なフィルタのおかげで家中に送られる空気はクリーン(寄り)だとは思います
ただ2階の一番遠い部屋にも同程度の風量は確保して欲しかった
1階の排出口を全部閉めて全量を2階に送るようにしても見違えるほどの風量アップとはならないです
施工途中にダクトとか見たけれどどこでそんなに損失が出るのかな?ってシロモノだったのでよくわからんです
外気温を見るためのモニタとして以外はスイッチをOFFにしています
停止やむなし
施行ミスにより工期が延長
ただただ残念だ
工事期間中、致命的なミスが発覚
土間の部屋は低くすることになっていたが玄関と同じ高さで作られていた
施工側のミスなので追加請求はなし
真摯に対応してもらえたので不問です
ただ手直しのせいなのか工期が伸びてしまったのは残念
父親などは仮住まいが嫌で早く戻りたがっていたので気の毒だった
まとめ
「家は3回建ててみないと満足しない」なんて言われますが、1回で満足なんて確かに難しいですね
インターネットから様々なことを調べることはできますが全ての面で満足いくほど調べるなんてことは難しい
でも設計者の言いなりにはならないようにとこちらとしてもいろんな方面の専門知識などを調べたり計算したりしたので少しだけでも知識のアップデートもできていい機会だったかな
また図面の確認不足については設計者が聞いてくるような場所なんかは前出の通り調査してから返答しているので不満ポイントにはならないものの、細かい見落としや解釈違いなどで不満側に振れる箇所もありましたので図面は読む技量はあってももっと注意して見ないと見落とす箇所も多いって感じですね
引き渡しまで色々とありましたが立派な家が建ちましたし、雨漏りがするとか家が傾くとか致命的な欠陥があるわけでもなく、リカバリ可能な些細なことなのでちょっとずつ手を加えながら快適空間に改善していくとします
新築工事に関してのタイムライン
- 秋〜年末新築イメージ打ち合わせ
自宅にて営業担当と外観や間取りなどを検討
営業の方とは別件で顔見知りだったので、のんびりと進行していきました
大枠のイメージが固まってきたので年明けから設計者を交えて打ち合わせです - 1月某日ハウスメーカーにて打ち合わせ
設計者を交えての詳細な打ち合わせ
結構な回数、時間をかけて打ち合わせをしてました
外構まで含めるとほぼ引き渡し直前まで打ち合わせの機会がありました - 3月某日ローン相談
総額の概算が出てきているのでろうきんへとローンの相談へ
- 3月末仮住まい先の掃除
身内のツテで仮住まいとなる物件を得られたので家族みんなで大掃除
現住まいよりもでっかい家でした - 4月某日モデルルーム見学
玄関や外壁、室内の感じのイメージが写真だと分かりにくかったのでいくつかのモデルルームを見学(今更ですが)
大体のイメージが確定 - 4月末ローン申し込み
ローンの契約
あと保険にも入らないとならなかったので後日保険の契約もしました - 5月初旬引越し
都合2回に分かれたけれど、初日は自分たちで運べるものを何往復かして運搬。家族みんな車あるのでひたすら運ぶ
2日目は大型のもの
クロネコヤマトの「建替引越パック」を利用「仮住まい」と「新居」への2度の引越しをサポート!家財の保管、不用な家具のお引取りをパックにした、往復引越サービスです。
- 仮住まい中に不要な家財を好きなだけ保管できます。(保管期間は5ヶ月以内)
- 資材のご準備や家財の搬出など、基本サービスは何度でも利用できます。
- ご新居でご不用になる家具・家電は、クロネコヤマトでもお引取り可能です。
- 5月10日解体
ちょうど千葉へ出張する移動日だったので解体開始のみ見て出発
築数としては45年ほど
両親はどんな思いだったのかな?工事の進捗は定期的に身内からLINEにて写真が送られてくるので遠方にいても状況は伝わってました
地鎮祭前日には綺麗な更地になってました - 5月21日地鎮祭
僕が施主なのでいろいろありました
パナホーム側が取り仕切ってくれるで気は楽ですけどね
現場監督さんとはこの日に初顔合わせでした - 5月30日工事着工
掘削やら仮枠やら順調に進んでいきます
7日にコンクリート打設してしばらく養生
土間コン打って水回りのホース敷設 - 6月19日シェルター工事
工場で作ってきて現地組み立てなんであっという間に組み上がりますね
天候の都合もあり延べ4日間 - 8月26日施主検査
最初にもらってた(すっごくざっくりした)施工計画通りに施主検査を実施
するつもりなかったのか慌てて色々やってました
大体はOKと思いましたが水準器を使わなくてもわかる水平垂直が出ていない箇所などは修正を依頼しておきました(他にもありましたが割愛) - 9月2日施主検査&引き渡し
先週の検査時の是正確認と引き渡しの手続き
パナソニックによる電気工事の残件が残っています
(電気工事はパナホーム依頼の業者とパナソニック依頼の業者と別々です)それと外構の話がほとんど進んでいません
- 9月6日外構工事開始
色々ありまして外構工事はパナホームから紹介された業者は玄関先のみ
駐車場や庭などはツテを頼って別業者へと依頼することにしました - 9月10日キッチン周り是正
手元灯が入荷したってことで設置
その他のものも設置ちなみに、キッチン台に分かりやすい傷が入っていたのと手元灯の取り付け位置が間違っていたので諸々を後日是正してもらった
引っ越しが一段落して改めて見てみると他にも酷い施工状況で全く施工管理していないのがわかるほどだったのでパナソニック側の担当者をお呼びして状況確認と確実な直しを依頼した自分の現場のときに、あんな仕上がりで顧客に引き渡したら顧客からも上司からもこっ酷く叱られるのは確実なレベルだったよなぁ
- 9月13日引越し
仮住まいからの引越し
僕はといえばまだ出張中なんで自室に荷物が大量に運び込まれて段ボールの山ができている模様 - 10月24日外構工事(残り)
別の業者による外構工事
防草シートの施工
駐車スペース、物置き用スペースへとコン打ち
その他のスペースへは砂利敷き - 11月某日物置き設置
2.5坪の物置を設置
- 11月某日テラス設置と駐車スペースへと車輪止め追加
適度な日除けと物干し用フックも追加したので洗濯物干す場所を整備
駐車スペースは建屋との距離があんまないので車輪止めを設置 - 12月某日ガーデンデッキ追加
部屋から庭へ降りるためのデッキとしても使えるような位置へとアルミ製のデッキを設置
三協アルミのひとと木を採用 - 1月某日駐輪スペースにもテラス追加
自転車が雨ざらしだったので屋根としてテラスを追加
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